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必殺技 蛇使い 上段① ↓↙︎← A(H可) 中段① B(H可) 下段① C(H可) ┗蛇騙し ①〜D 倍返し ↓↘︎→ P 爆弾パチキ 接→↘︎↓↙︎←→ 裁きの匕首 →↓↘︎ 砂かけ D ヤキ入れ(①へつなぎ可) B サドマゾ ←↙︎↓↘︎→ K 超必殺技 ギロチン (↓↘︎→)×2+P ドリル 接(→↘︎↓↙︎←)×2+P〜P連打 リーダー超必殺技 狂拳 A.A.→.B.C 投げ技 ブン投げ 接←•→+C/D 特殊技 ブッ刺し →+A キャラ別索引 KOF(03•XI)
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必殺技 VER. KOF94 KOF95 百八式•闇払い ↓↘︎→+P 百式•鬼焼き →↓↘︎+P 百壱式•朧車 ←↓↙︎+K 七拾五式 改 ー ↓↘︎→+K.K 弐百拾弐式•琴月 陽 →↘︎↓↙︎←+K 超必殺技 裏百八式•大蛇薙 ↓↙︎←↙︎↓↘︎→+C(95〜H可) 投げ技 一刹背負い投げ 接←•→+C 特殊技 VER. KOF94 KOF95 甲•前駆 →→ 乙•後駆 ←← 霞① AB 外式•霞裏肘 ガード中→+A ①〜ボタン 鳳麟 CD 跳び鳳麟 ー ジャCD 外式 轟斧 →+D 奈落落とし ジャ↓+C 八拾八式 ー ↘︎+D キャラ別索引 KOF94•95
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必殺技 重ね当て ↓↘︎→(空中可) P 白山桃 ↓↙︎← 滅身無投 ←↙︎↓↘︎→ B 殺掌陰蹴 D 竜巻槍打 接→↘︎↓↙︎←+C 超必殺技 超重ね当て (↓↘︎→)×2+P(H可) 特殊技 百足畳み 接←•→ C 蝸牛掛け D 特殊技 楔刀 立 CD 雀蹴り ジャ キャラ別索引 KOF96
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通常技 ふっとばし攻撃 通常投げ 特殊技 必殺技 超必殺技 MAX超必殺技 MAX2 通常技 近距離技 近A硬直が短く当てた後の状況はいいが、発生がやや遅くしゃがんだ相手には当たらない。取り立てて使う場面は少ない。 近B近距離Aとは違いしゃがまれても当たる。キャンセルも可能なので、屈B>屈A>6+A~が苦手なうちは屈Aの代わりに代用しても良いだろう。ただ、当てた後の状況や近距離認識間合い(至近距離じゃないと遠距離Bになる)を考えると、ゆくゆくは屈Aをちゃんと使えるようにするのが好ましい。 近C発生が早いが非常に隙が大きい。必ず何かでキャンセルすること。かなりキャンセル受付が長いので、6+B絡みの連係がやりやすいのは利点。とはいえ多用するものではない。「飛び込みからは基本近C>特殊技だ~」というのはクリスにおいては基本ではない。 近D発生が近Cより若干遅いが隙が小さめ。ただし特殊技ではキャンセルできない。上に判定が出るので、投げを狙って漏れた場合に心強い。クリスの投げは圧倒的にDが優秀なのも手伝い、至近距離でボタンをこするならDが無難。 ▲目次へ戻る 遠距離技 遠A近距離Aとほぼ同じもの。 遠B数少ないまともな牽制。ある程度ジャンプ防止になる。これにかかりきりになるのはよろしくないが、相手に好き勝手動かれないためにはこいつも必要になってくる。 遠C二段技で初段はヒットバックが無くキャンセル可能。というと強そうに思えるが発生が遅い上隙が甚大なので立ち回りにおいては忘れてもいい。だがクイックMAX絡みの連続技では重宝することも。 遠Dジャンプ防止性能とか中距離対空云々以前に硬直が長すぎる。これが出てしまうと大袈裟ではなく死ぬ事すらあるので、最大限の注意を払いたい。近D(D投げ)を出したい状況を作らせて間合いを外し、こいつの暴発を誘う強者もこの世にはいるのだ。 ▲目次へ戻る しゃがみ技 屈Aしゃがんで出す近距離A。当然しゃがまれても当たるしガードさせて有利がとれる(+2F)。これを起点に様々な連係が可能。 屈B姿勢の低さと発生の早さに優れる。ガードさせて1F有利。至近距離での第一選択。 屈C発生3Fと非常に出が早い。判定自体は弱いが上に伸びるので簡易対空にもなる(潰される事も多いので過信は×)。また、発生の早さを活かして暴れ潰しとしても使える。が、座高の低い相手がしゃがむと当たらない技なのでそういうキャラには控えよう。二段技で初段のみキャンセル可なのだが、猶予がかなり長く単発ヒット確認で6+Aにつなげることもできる。 屈D発生がやや遅くキャンセルもかからないが、なかなか姿勢が低く色々な技を潰せる。ガードされても反撃を受けるほどではないので、飛ばれさえしなければ危なくない。 ▲目次へ戻る 低ジャンプ技 低JA横方向に指を伸ばして手を振りぬく。キャンセル不可。しゃがみ時座高が大門クラス以上の相手にヒットする。発生が非常に早く真横~やや上に強い。空対空として昇りで迎撃するように使う事が主。地味だが、クリスは空対空の相性の悪いキャラにはとことん悪いので、判定不問で勝ちの狙えるこの技は命綱とも言える。 低JB足を斜め下方向へ振りぬく蹴り。キャンセル不可。しゃがみ時座高が京クラス以上の相手に対し昇り中段になる。横のリーチがかなり長い。持続もあるので、遠くから早めに出しておいて対地対空両方カバーしながら接近したり、逃げジャンプで打って読み合い放棄等色々便利な使い方がある。実利は小さいが状況を作る技としてかなり重要。 低JC体を前へ倒しつつ出す掌底突き。必殺技でキャンセルが可能。しゃがみ時座高が庵クラス以上の相手にヒットする。JAに似た使い方で空対空がメインだが、こちらは発生が遅く横~斜め下に強い。 低JDJB以上に下方向への蹴り。キャンセル不可。しゃがみ時座高が京クラス以上の相手に対し昇り中段になる。対地向き。めくり性能があり、しゃがんだ相手もめくれる。ただし発生、持続、判定の全てにおいて強力ではないので、崩しに行く時と有利フレームを作りに行く時以外はあまり期待しない方がいい。逃げジャンプで出せば対空になる場合もある。 ▲目次へ戻る 斜めジャンプ技 斜めJA低J版と同じ攻撃。性質が違い、しゃがみ時のキャラ相手ではチャンにしかヒットしない。 斜めJB低J版と同じ攻撃。性質が違い、しゃがみ時座高が大門クラス以上の相手に対し昇り中段になる。 斜めJC低J版と同じ攻撃。性質が違い、しゃがみ時座高が京クラス以上の相手にヒットする。 斜めJD低J版と同じ攻撃。性質が違い、しゃがみ時座高が大門クラス以上の相手に対し昇り中段になる。ヒットする際、表か裏かが分かりにくいため、ガードする相手は結構プレッシャー。 ▲目次へ戻る 垂直ジャンプ技 垂直JA斜めと共通。 垂直JB斜め上にかなり大きな判定を持つ。そのためかぶせ気味に飛ばれていても迎撃してくれる事が多い。垂直に飛ぶと決めたらこれが前提になっている事は多い。 垂直JC斜めと共通。 垂直JD斜めと共通。 ▲目次へ戻る ふっとばし攻撃 立ちCD発生が遅く隙も大きく、空キャンセルに適した技もあまりないので使いづらい。屈まれると、庵クラス以下の食らい判定の相手には当たらないので使う際は相手の状態を考えてから。 JCDドロップキックを繰り出す。出がかりは斜め下に、後半は真下に強く特に後半は出てしまえば通常技に打ち負けることは少ないので対地として役立つ。対地対空を兼ねるイメージがあるが、発生も遅いし上から蹴られるとあっさり負けるのでこれ一本でなんとかなる、というシロモノではない。が、端に追い詰めてのJC+D>小JC+Dという連係は狙っていないと返しづらく、プレッシャーをかけるには適している。 GCCDKOF2002に比べ、攻撃判定が強化され、食らい判定が低い技にGCCDしてもしっかりヒットするようになった。 ▲目次へ戻る 通常投げ ステップターン(C投げ)投げ成立後は相手を前方に蹴り飛ばし、間合いが大きく離れるため仕切り直しになる。 相手はダウンするが、ダウン回避可能。 エリアルドロップ(D投げ)投げ成立後は相手を後方に高く投げ上げる。間合いが離れず、相手はダウン回避できないので起き攻めが可能。 ▲目次へ戻る 特殊技 スピニングアレイキャンセル可。発生が早く弱攻撃から連続ヒットする。さらに、かなり前進するのでその後の必殺技がつながりやすい。近Cや屈A、屈C等から連続技のお供に。隙は大きくめり込みやすいので、ヒットの確証が取れる時のみ出すのが無難。また、発生を活かして反撃としても使える。庵の葵花二段目をガードした時等狙い目と言える。 リバースアンカーキック二段目が中段でリーチが長く、中距離から小銭を稼ぐのに適している。屈C空キャンでスライディングとの二択をかけるのも良い。ただし飛ばれると酷い目に会うので慎重に使おう。キャンセルから出すと中段ではなくなるが、二段目にキャンセルがかかるようになる。弱攻撃からキャンセルで出せばヒット確認可能な暴れ潰しとして活用できる。 キャリーオフキック頼りになるスライディング。姿勢はあまり低くないが、発生が早く隙が小さい。使い道色々。小ジャンプや垂直ジャンプに注意しながら嫌がらせしよう。 ▲目次へ戻る 必殺技 ディレクションチェンジこれ自体にダメージはないが、当たれば追撃ができる。判定は打撃ではなく投げで、ガードはできないがジャンプで回避できる。出がかりに無敵が存在する。発生が遅いので、崩しというよりは割り込みに適している。弱強の差は移動距離と成立後の距離で、どちらも強の方が長い。弱からは歩き近C>6+A>必殺技、強からは直接ツイスタードライブ等が入る。 ハンティングエア出掛かりに無敵時間がある対空技。弱は足元への割り込みや、地上でのコンボ向き。無敵時間が短く対空には不向き。強は無敵時間が長く対空向き。グライダースタンプからの追い撃ちにも使える。攻撃発生が弱より遅く足払い等を狩るのには向いていない。 スライドタッチ突進技。隙は大きく連続技専用。弱のみを使う。それ自体はリーチがありダウンを奪える事ぐらいしか利点がないが、吹っ飛んだ相手に食らい判定が残されておりMAX中ならDCを使えば追撃可能。 スクランブルダッシュ移動技。主に対空屈Cキャンセルで着地攻めにつなげたり、画面端からの脱出に使う。実戦的と呼べる無敵はないので無茶はしないように。一見地上でも裏回って色々~とかできそうに見えるが、接触判定の問題で真後ろに綺麗に回るのは不可能(正面至近距離か裏面遠距離になる)。 シューティングダンサー・スラスト二段の突進技。非ダウン。強を連続技に組み込むのが基本となる(弱はめり込むので危ない)。初段にSCがかかり、距離が離れていて超必が届かない際の中継に使える。誤解のないよう断わっておくが、ダメージ効率的にはてんでおいしくないのでダメージアップのために使うものではない。 シューティングダンサー・ステップ上記の技の二段目が中段の飛び蹴りになったもの。初段から二段目は空中でないと連続ヒットしない。二段目が当たった後は弱は前方、強は後方に跳ね返り、グライダースタンプのみ出すことができる。MAX中の連続技以外で明確な使い道があるわけではないが、画面端ではリターンが大きいので狙ってみるのもアリかもしれない。 グライダースタンプ空中から弱は鋭角に、強は斜め45度ぐらいに突進する。発生は遅いわ隙は大きいわで使いづらいが、ヒットすると相手が浮くので追撃可能。また、これ自体がダウン中の相手に追撃として使える(その際は浮かない)。 リーディングハイ出掛かりが無敵(打撃に対してのみ)で、その後KOF98の避け攻撃のモーションで攻撃。中段攻撃。多段技に使った場合、反撃される可能性があるので注意。 リーディングロー出掛かりが無敵(打撃に対してのみ)で、その後屈Bのモーションで攻撃。下段攻撃。画面端なら、しゃがみCなどで追撃可能。多段技に使った場合、反撃される可能性があるので注意。 ▲目次へ戻る 超必殺技 チェーンスライドタッチ滑りながら片手で掌底を5発出す技。強は発生が遅いので弱のみを使えば良い。無敵などはほとんどない。連続技用。発生自体はかなり早いが、リーチがないので反撃としては使いづらい。 ツイスタードライブ弱強の差は発生。弱が早い。無敵があり、割り込み等に使える。またこの技は無条件追撃判定を持っており、食らい判定のない吹っ飛びにも当たる。空中ではフルヒットしづらいのが難点だが、狙いどころは多い。 ▲目次へ戻る MAX超必殺技 チェーンスライドタッチ滑りながら片手で気をまとった掌底を5発出す技。リーチが大幅に伸び、反撃としても使えるようになった。 ツイスタードライブ空中でもしっかりヒットするようになった。無敵が減って相打ちになりやすくなっているものの、対空として活躍する(させる)。 ▲目次へ戻る MAX2 炎のさだめのクリス変身時に出る円状のエフェクトに攻撃判定が付き、無印より使いやすくなった。近い距離なら強攻撃からつながる。ヒット時に相手を地上に引きずり込み、のけぞる。これにダッシュからの近立C等でコンボを繋げる事が可能。 ▲目次へ戻る 戻る
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必殺技 VER. KOF94 KOF95 地雷震 →↓↘︎+P 超大外刈り 接→↓↘︎+D 天地返し 接→↘︎↓↙︎←→+C 超受け身 ↓↙︎←+K 雲つかみ投げ ー ←↙︎↓↘︎→+A 切り株返し ←↙︎↓↘︎→+C 超必殺技 地獄極楽落とし 接(→↘︎↓↙︎←)×2+C 投げ技 十字絞め(横車) 接(近)←•→+C 送り足払い 接←•→+D 特殊技 VER. KOF94 KOF95 早前進 →→ 早後退 ←← 木枯らし① AB 突き上げ ガード中→+A ①〜ボタン 木倒打 CD 葉磨打 ー ジャCD キャラ別索引 KOF94•95
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大門五郎 UM仕様 ※FINAL EDITIONでの変更点は青字で示す ◆通常技 遠Bの喰らい判定が足先に。無印と逆に先端に食らわされて打ち負けという事態が起こる。 遠Cも喰らい判定が拡大。 遠Dも喰らい判定が拡大。 JDも足先に喰らい判定追加。 頭上払い(3+C)も喰らい判定拡大。さらに戻りに一瞬立ちモーションが追加。大きな喰らい判定に刺される危険性が。 攻撃時の喰らい判定は無印と同程度に修正。 玉潰し(6+A)が中段に変更。さらに下ろしきる前の斜め上の辺りにも攻撃判定がついた。先読みできてれば対空になるかも。 GC吹っ飛ばしが他キャラ同様の性能に統一。 ◆必殺技 地雷震(623+A)の発生が早く。いわゆる地雷バグは削除に。 裏投げ(632146+BorD)の裏回り動作が短くなり、発生が早く。場合によっては前側からつかんで逆方向に投げる。なんか不自然だが 裏回りが完全カット。必ず前側から投げるように。裏社みたいに裏回りの段階で投げが決まってるようにすればよかったんじゃ… ◆超必殺技 嵐の山(4123641236+BorD)が当身投げに変更。通常、特殊、必殺、地上、空中を問わず腰上への打撃判定を取れる。 暗転が当て身投げ成功時にのみになり、よりバレにくく。 ぶっこ抜き裏投げ(ノーマル版続・切り株返し後623BorD)のダメージ増。弱攻撃1発分程度なので、ADVでゲージを溜めたい時は切り株締めと使い分け推奨か。 ◆その他
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対香澄 対テリー詐欺飛びセットプレイ 対拳崇詐欺飛びセットプレイ 対ヴァネッサ詐欺飛びセットプレイ 対麟詐欺飛びセットプレイ 対社詐欺飛びセットプレイ 対庵対葵花(214+AorC) 対クーラ対弱レイスピン(214+B) 強クロウバイツ(623+C)を立ち状態で地上で喰らった場合のダウン回避からの反撃 遠B>弱ダイヤモンドブレス(236+A)対策 対フォクシー詐欺飛びセットプレイ 対タクマ詐欺飛びセットプレイ 対ネームレス(共通キャラ対策はこちら)623+AorCガード後の反撃 対けずり狙いの螺旋 対香澄 中JCDは引き付けての強ライジングタックルで一方的に勝てる。この際、タメの開放は7でなく8or9にすること。7だと立ちガードになってしまう可能性があるため。 ただし、香澄側には空中重ね当てによるフェイントもあり、単純に技を出すか出さないかだけでライジングタックルが当たるかどうかが変わってしまう状況もある。 しかも、ライジングタックルを出すということは、必然的に動きを止めることになるので、ここぞというときに狙うべし。 空対空狙いの小、中JCDも見せるべき相手よりも先に技が出ていることが前提になるので、リスクはそれなりに背負うことになるが、それでも見せておかないといつまでたっても相手にジャンプへのリスクを与えられなくなる。 これを警戒させてしゃがみ待ちが多くなったら、そこで初めて遅出しのDが使えるようになってくる。 めくり狙いのJDには変に付き合うくらいなら、緊急回避でかわしたり、ダッシュでくぐったりすることも必要。 分かりやすいめくりに対しては、強クラックシュートでの迎撃も狙えるので、選択肢の1つにはなる。 扇香流し(214AorC)への確定反撃2段目→遠B (猶予0F) 3段目→少し歩いて近Cなど 4段目→遠C チャージ ダンク(猶予1F)、弱ハイアングルゲイザー、弱ダンク1段目 対テリー 詐欺飛びセットプレイ 強チャージ>強ダンク>垂直J攻撃(ダンク後8入れっぱなし) 対拳崇 詐欺飛びセットプレイ 強チャージ>強ダンク>垂直J攻撃(ダンク後8入れっぱなし) 対ヴァネッサ 詐欺飛びセットプレイ 強チャージ>強ダンク>垂直J攻撃(ダンク後8入れっぱなし) 対麟 詐欺飛びセットプレイ 強チャージ>強ダンク>垂直J攻撃(ダンク後8入れっぱなし) 対社 詐欺飛びセットプレイ 強チャージ>強ダンク>垂直J攻撃(ダンク後8入れっぱなし) 対庵 対葵花(214+AorC) 弱版の2段目と3段目ガード後は、弱チャージと強ハイアングルゲイザーで反撃可能。 強版は全段ガード後、弱チャージと強ハイアングルゲイザーで反撃可能。3段目ガード時は隙が大きく間合いが近いため、連続技で反撃可能、 対クーラ 対弱レイスピン(214+B) 先端ガード時でない限り、派生を出してきた場合を含め強ライジングタックルで反撃可能。 弱レイスピンが目前で空振りした場合も狙えるので、タメが完成しているなら強気に狙うといい。 強クロウバイツ(623+C)を立ち状態で地上で喰らった場合のダウン回避からの反撃 (端)通常投げ ただし、確定で決まるわけではないので、投げをちらつかせての読み合いに持っていくことも必要。 遠B>弱ダイヤモンドブレス(236+A)対策 遠Bガード時のみ、通常大Jで弱ブレスの回避が可能(遠Bヒット時不可)。 また、遠Bガード時、小中JBで弱ブレスを回避できる。 通常大Jで弱ブレスを回避した場合は、連続技狙いのタイミングでは反撃が間に合わなくなるので、 早いタイミングでJCDを当てにいくといい。 カウンターを取れるので、そこに追撃を入れることである程度まとまったダメージになる。 対フォクシー 詐欺飛びセットプレイ 強チャージ>強ダンク>垂直J攻撃(ダンク後8入れっぱなし)…弱プレニルニウム(623+A)以外に可能。 対タクマ 詐欺飛びセットプレイ 強チャージ>強ダンク>垂直J攻撃(ダンク後8入れっぱなし) 対ネームレス(共通キャラ対策はこちら) 623+AorCガード後の反撃 先端ガード時でも可能 MAX2 対けずり狙いの螺旋 全キャラ共通の対策として、GC前転>リバサ前転でフルコンボが狙えるが、 螺旋3段目以降にGC前転しないければ、リバサ前転の終わり際に螺旋がヒットする。 そのため、最低3段目までのけずりに耐えるライフが必要。 3段目まで耐えられるライフがない場合は、螺旋1~2段目をGC前転>強ライジングタックルで安定して返せる。 ゲージが2本以上あるなら、非常に難易度は高くなるが、1段ガード>GC前転>1段ガード>GC前転とすることも一応できる。 ただしこれも2段以上の削りに耐えられるライフがあることが前提となる。 戻る
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通常技 特殊技 必殺技 超必殺技 MAX2 通常技 近距離攻撃 近A発生は近Cと同じく3フレームと早い。ガードされても五分なので撃壁仕込みで固める技として優秀。 近B特殊技と必殺技でキャンセル可能。 近C02無印とは違い全キャラに屈まれても1段目が当たるようになり、近距離でヒットさせれば2段目からヒット確認して撃壁背水掌が確定するようになった。 強攻撃の2段技ということでゲージ増加量が多く、確定しない場合でも積極的にガードさせていける技になった。 近Dキャンセル不可。認識間合いが広く攻撃判定が高い位置まである。 遠距離攻撃 遠Aビンタ。遠Bと同じくジャンプ防止技として使える。遠Aより近い位置を攻撃でき、持続が長いので近めの間合いではこちらを振るのがいい。 遠B判定が上のほうに強いため飛び込みの抑止に使える主力牽制技。 遠Cリーチが長く発生も早い。地上の相手の技の空振りの戻りにヒットさせたり、反撃に使ったり、ダッシュからガードさせるなど多彩な使い道が可能。 遠Dかかと落し。近Dの認識間合いが広いため直接ガードさせることは難しいが、判定が強いため小中ジャンプの飛び込みに対しての先読み対空として使える。空振りしても目立った隙はないので、適度に混ぜていくといい。 しゃがみ攻撃 屈A連打・特殊技・必殺技のすべてのキャンセルが可能。 屈B今回の主力技。 連打・特殊技・必殺技のすべてのキャンセルが可能。上げ面につなぐことで下段からの貴重なダメージソースになる。 ガードされると大幅に有利で、GCC+Dされてもガードが間に合う。 ヒット時は近距離立ちCが目押しで連続技になるほか、ノーキャンセルで撃壁背水掌も出せる。 屈C特殊技・必殺技でキャンセル可能。 屈D姿勢が低くなるので高い位置の飛び道具や攻撃を避けつつ攻撃ができる。リーチは短め。 ジャンプ攻撃 JA掌で攻撃。発生が早く持続も長く、斜め下方向に攻撃判定が出ているため、JDを使うよりも近い距離での飛び込み技として頼れる。 キャンセル可能。幻影不知火でキャンセルすればいい固めになり、相手キャラによってはGCC+D潰しの連係にもなる。 若干だがめくり性能があるので、弱昇龍弾やC投げで強制ダウンを奪った後にめくりを狙うことも可能。 JB判定が強めで長い時間攻撃判定が発生するので相手の飛び込みに合わせて使うとよい アンディのジャンプ攻撃ではもっとも空対空に強い。 JCキャンセルがかかり発生が早いので撃壁>上げ面からの追撃に使い、幻影不知火に連係させていける。正面にそこそこ強い。 ノーマル大ジャンプで出した場合は持続が長いため、相手と空中の高い位置で競り合いそうだな、と思ったら早めに出すといい。 JD垂直ノーマルジャンプ時はリーチの長い蹴りを出すため、後退したくないが地上にいるのも心配な時に出す牽制技として優秀。 斜めジャンプ時も横方向にリーチの長い攻撃を出す。無印より非常にめくりやすくなっているため攻めの主軸になる。 小ジャンプで出せばなかなかの空対空能力を発揮する(空対空性能自体はJBの方が上)。 ふっとばし攻撃 C+D発生が遅くリーチも短め。 必殺技の他、特殊技でもキャンセルできるので、空振りキャンセルで6+Bを出すなど、トリッキーさを出したい場合に使えないこともない。 JC+D斜め下方向に攻撃判定が強く、相手が地上にいると予想できた場合の接近手段として優秀。この場合は小中ジャンプから先端気味を当てるように出すといい。 空対空としてはあまり頼りにならない。ただ、ノーマル大Jから出せば相手の上を取ることができるため上から蹴ることも可能。 通常投げ 剛臨・改(C投げ)相手を持ち上げ飛び上がり、地面に叩きつけ追撃に蹴りを入れる。強制ダウン。技後位置は入れ替わらない。 抱え込み投げ(D投げ)相手を掴み後方へ放り投げる。非強制ダウン。技後位置が入れ替わる。 特殊技 上顎読みは「うわあぎと」。中段技。無印と違い当てると強制ダウンを奪えるので当てても不利ということはなくなった。先端を当てるようにすれば少しは反撃を受けにくくできる。 キャンセルで出せば途中に上半身無敵の部分があるので、一部のキャラのGCC+Dを空振りさせることが可能。 上げ面読みは「あげつら」。1段目のみキャンセル可能で弱攻撃キャンセルで連続技になるため、連続技の中継点として使える。 空中ヒットさせた場合は、1段目2段目ともに追撃可能。2段目までヒットさせると高い部分までしか食らい判定が残らないため追撃できる技は限定されるが、1段目のみヒットさせた場合は地面に着くまで食らい判定を残せるため、様々な技で追撃が可能。 真上の相手を落とすのには向いていないが、前方に着地する相手に対して早めに出せば対空技としても使える。 2段ともガードさせるとゲージがかなりたまるので、相手に接近した後、弱攻撃キャンセルでつなげることで安定してゲージを増加させられる。 必殺技 斬影拳突進技。弱は1画面の1/3、強は1画面分を移動する。 相手に当たらないように出すと隙がないため、遠距離でのゲージために使ったり屈みC先端キャンセルで出せば相手の目の前に停止するためトリッキーな攻めを展開できる。 ヒット確定時に強攻撃キャンセル撃壁背水掌を狙った場合に暴発することがある。その際はなるべく追加技の疾風横拳までつなげていきたい。 疾風横拳斬影拳からの追加技。ヒット、ガード問わず出すことができるが隙が非常に大きいのでヒット時以外は出さないこと。 ヒット後は食らい判定を残せるようになり、さらにスーパーキャンセル対応技になった。端近くでMAX超裂破弾でキャンセルすれば大ダメージを与えられる。 飛翔拳リーチが短い飛び道具を出す。 飛び道具部分には食らい判定がないため牽制技として使いたいところだが、その場から移動せずに攻撃するため、ノーマル・大ジャンプや前転されていると最悪連続技を食らってしまう恐れがあるため安易には出せない。よって、普段の立ち回りでは相手の飛び道具の相殺に使うのが無難。 ヒットさせるとダウンを奪え、吹き飛び中には食らい判定が残せるが、画面中央では距離の関係により、追撃はまず不可能。 端ではヒット時に追撃可能になるために使いどころが増える。 強攻撃キャンセルで連続技になるため、屈みCキャンセルで出すのが有効。普通に出すだけでもいいが、微妙にディレイキャンセルをかけて出せば、屈みCと飛翔拳がヒット時は連続技になるが、ガードされてると連続ガードにならなくなるので、暴れ潰しの連係としても機能する。この連係はガードクラッシュゲージも減らせ、ゲージ増加の効果もある。 画面端でヒットさせた後は遠距離立ちCや3+A、弱昇龍弾、斬影至兜裂破弾などで追撃可能。 激・飛翔拳巨大なボール状の飛翔拳をだす。強攻撃キャンセルで連続技になる。中央の場合は密着から当てても最後までヒットしないため使うのは控えた方がいい。相手が端の場合は全段ヒットさせられるが、ダウンを奪えないため連続技として使う必要性は低い。 ガードさせた場合、中央では距離が離れてしまうため全段ガードさせられず危険。相手が端だと全段ガードさせられるため、削りに使える。ただし、相手にゲージが1つでもあるとGC前転から連続技で反撃されてしまうので、狙うなら相手にゲージのない場合にしよう。 昇龍弾対空技。無印と違い弱の無敵時間がなくなっているので出すなら強で。全段当たると受身不可のダウンになるのでクナイ弾まで確定。SC対応だがどちらの技も当たらないか、当たっても1HITなので無意味。 空破弾放物線を描いて突進する技。非常に判定が強くK やウィップのJC+Dのような極端に判定の強い飛び込みにも一方的に勝てたりするが、最低空中で1HITさせるか、最後までガードさせるかしないと隙だらけになるので注意。出がそこそこ早い弱を細かく出していき、飛び込みにくい状況を作っていくのが理想。強は弱以上に判定が強いが出が遅く弱より抜けやすい。 撃壁背水掌打撃投げ。KOFアンディの代名詞であり、重要なダメージソース。食らった相手は食らい判定を残したまま吹き飛ぶのでさまざまな追撃が可能。弱と強で性能の変化などはないので、斬影拳の暴発を考えると弱で出した方が良い。追撃方法に関しては連続技の項を参照。 幻影不知火空中からだす突進技で上段技。判定はそこそこ強め。地上に着地した段階で2つの発生技につなぐことが出来る。この技単体ではヒットガードとわず当てても不利になってしまうので追加技まで出し切ってしまってよい。ただし2つの追加技はガードされるとさらに隙だらけなのでガード時は幻影不知火だけでとめておくのも良い。また地上で2369+BorDと入力することで地上から即追加技に発生できる。 幻影不知火・上顎幻影不知火からの発生技で中段判定。ガードされると隙だらけだがそこそこ発生が早いので奇襲に使えないこともない。またMAX中なら技後の隙を再度幻影不知火で消すことが出来る。 幻影不知火・下顎幻影不知火からの発生技で下段技。上顎同様ガードされると反撃確定だがこちらは先端ギリギリを当てるように出せば一部の技を除き反撃を受けにくい。ガード崩し目的ならこちらを使おう。SC対応で画面端ならMAX超裂破弾が全段HITする以外は強超裂破弾が1~3HITしかしないので無理に狙う必要はない。 闇あびせ蹴り後方に移動しながら攻撃を行う技。 弱は発生まで足元無敵があるので、屈みBを空振りさせつつヒットさせることができる。強は弱に比べて発生が遅いが、出始めに全身無敵があり、その後も発生まで足元無敵が継続する。弱強ともにガードさせれば(こちらが端以外であれば)距離が大きく離れるため、反撃の心配はまずないため、弱強昇龍弾よりは気軽に狙っていける。 上記の通り足元無敵があるため、スライディング系の特殊技を予測して出すのも比較的有効。ヒットした場合は相手の技が特殊技のためカウンターヒットになり2ヒットしてダメージ低めのノーマル超必殺技クラスのダメージを与えることが可能。 強は画面端で相手を浮かせた後の3+A1段目キャンセルで安定連続技になる。 クナイ弾UMの追加技。ダウン中の相手に当てることが出来る。6+B、昇龍弾など受身不可の技が多いので狙う機会は多い(C投げやD投げの後は出すことができない)。 相手が完全にダウンしてないと出すことはできない。失敗時のことを考え、Aで出すといい。 超必殺技 超裂破弾暗転後、炎をまとった空破弾で攻撃をする。実際は2146+Kで出せる(MAX版も)。初段が出るまで完全無敵なので割り込みに使えないこともないが途中で外れてしまうことも多いので基本は連続技専用。使うなら軌道がゆるく、出が早い弱が良い。MAX版は攻撃判定発生後まで無敵が続くため安心して割り込みに使える。無印と比べると威力が格段に上がり使いやすくなった。 斬影流星拳斬影拳HITから連続技に発生する乱舞もどき。斬影拳同様連続技に安定して組み込むことが出来る。 MAX2 斬影至兜裂破弾読みは「ざんえいしこうれっぱだん」 斬影拳で突進後、追加入力で炎をまとった頭突きで攻撃する。 追撃部分は引き付けずに相手がまだ高い部分で当ててしまって構わない。ヒット数としてもその方が安定する。ちなみに、追撃部分のダメージは半数補正なので最高数のヒットにならなくてもダメージはあまり変わらないので、ヒット数はそこまで気にしないでいい。 攻撃判定が発生するまで全身無敵が継続するため、対空技に使えるようになった他、引き付ければ飛び道具を抜けることも可能になった。多段ヒットした場合のダメージはMAX超裂破弾に劣るが、その分発生に優れているため狙いどころは多い。 戻る
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THE KING OF FIGHTERS '97 ストーリー 概要 モード ADVANCED(ADV) EXTRA(EX) キャラクター その他の特徴 問題点 暴発する必殺技 暴走、崩壊のキャラバランス 凶悪過ぎるコマンド投げ バグの多さ 演出面の変化 評価点 総評 家庭用移植 余談 THE KING OF FIGHTERS 97 【ざ きんぐ おぶ ふぁいたーず ないんてぃせぶん】 ジャンル 対戦格闘 対応機種 アーケード(MVS) 販売・開発元 SNK 稼動開始日 1997年 プレイ人数 1~2人(同時プレイ) レーティング CERO B(12歳以上対象) 配信 バーチャルコンソール【Wii】2011年9月6日/900Wiiポイントアーケードアーカイブス【PS4/One】2017年11月2日/823円【Switch】2018年7月26日/823円(税8%込) 判定 ゲームバランスが不安定 ポイント 必殺技が暴発し過ぎ暴走、崩壊のキャラバランス恐怖の暴走庵システムは後の基礎に熱いストーリー展開は高評価 KOFシリーズ関連作品リンク ストーリー 決勝戦直後のハプニングをもって幕を閉じた「KOF 96」大会。ハプニング自体の概要は何者かによるテロ活動と、それに付随して発生した事故と発表され、その何者が「誰」であって「何のために」そのようなことをしたのか、そしてその何者かがどこへ消え去ったのかは、謎のままに処理された。 しかし、こうした事件にもかかわらず、「KOF 96」大会は興業的には大成功を収めた。しばらく後、折からの格闘ブームを受けてそれらに興味を示した巨大企業数社がスポンサーの名乗りをあげ、「KOF 97」大会の開催を熱望。世界各地でも同じような動きが起こり、程なく今年も大会は開催の運びとなった。 開催決定と同時に世界の格闘家達も各予選会場に結集し、ある者は「己の力を試すため」に、またある者は「富と名声のため」にと、様々な思いを胸に予選大会に臨んでいった。様々なメディアを通じて、熾烈を極める予選大会を目にする格闘ファン達。その予選大会と並行して世界各地に次々と設置されていくKOF闘技場。自然「KOF 97」大会に寄せる期待は並々ならぬものとなり、今大会が前年と同様にすさまじい盛り上がりを見せようとしているのは、誰の目にも明らかなものとなっていた。 全世界が期待するこの大会に優勝し、「KOF」の栄冠を勝ち得るのはどのチームとなるのか?そして、前大会のような予期せぬアクシデントが今大会にも待ち受けているのか?世界がこの大会に全神経を集中させようとしていた…。 概要 SNKの対戦格闘ゲーム『KOF』シリーズ第4作目であり、『KOF 95』からメインストーリーとして展開された「オロチ編」の最終章。 スペシャルチームとして、「ファミ通」「ゲーメスト」「ネオジオフリーク」の三誌における人気投票で選ばれたキャラの参戦もある(*1)。 オロチ編の終章と、格ゲーブーム真っ最中の中で出されたため非常に人気は高いが……。 モード キャラクター選択前にADVANCEDモード、EXTRAモードという2種類のシステムから1つを選ぶ。 前者は『 96』をベースに、新方式のパワーゲージを採用したシステム。後者は『 94』『 95』がベースのシステム。 ADVANCED(ADV) 半永久的にストック可能なパワーゲージが登場。ストック毎の必要量が大きいが、扱いやすさは折り紙つき。 通常技・必殺技をヒットorガードさせる(必殺技は素振りでも可)等の行動をとるとゲージが溜まっていく。こちらの被ダメージ、ガードした時も微弱ながら溜まる。一定値が溜まるとゲージストックが1つ装填される。最大ストック数は3つ。 各種攻撃行動で能動的にゲージを溜める方式は、同社の『リアルバウト餓狼伝説』以降の『餓狼伝説』シリーズのものに近い。 パワーゲージは超必殺技、「A+B+Cボタン同時押し」でのパワーMAXの発動、ガードキャンセル(ふっ飛ばし攻撃or前転・後転)に使う。それぞれ、1回につきストック1つ消費。 このゲージでのパワーMAX発動時は攻撃力が1.25倍。この間は超必殺技が強化版のMAX超必殺技に変化するが、発動中は一時的にゲージが増えなくなりカウンターヒット判定をとられやすくなるというデメリットもある。 「A+B同時押し(+レバー)」で緊急回避。無敵時間付きの前転・後転動作を行う。無敵時間は『 96』よりも伸びている。 通常投げで掴まれた時にA+Bボタン同時押しで投げ技外しが可能。 前ダッシュはRunタイプ。レバー操作は「→→」だが、2回目は長く押し続けた分だけ走り続ける。 通常ジャンプの他に、小・中・大の特殊ジャンプが3種類あり、それぞれレバー上下の入れ方で軌道の高度やスピードが異なる。 EXTRA(EX) 前作までのパワーゲージを採用。厳密な共通仕様は『 95』に近いが、挑発でゲージが減らなくなった。 攻撃を受けるか、「A+B+Cボタン同時長押し」でパワーを溜めることが出来る。ゲージが満タンになると自動的にパワーMAX状態に移行。 パワーMAX時の攻撃力は1.5倍。被攻撃によって受動的に発動した場合は1.125倍になるが、持続時間が長い。この間は通常の超必殺技とガードキャンセル(ふっ飛ばし攻撃or前転・後転)を1回だけ使用できる(使用時にパワーMAXは解除される)。 体力が1/8以下になると体力ゲージが点滅し、超必殺技を使い放題になる。体力点滅かつパワーMAX時にのみ、MAX超必殺技が使える。 本作では体力減少の基準がかなり厳しくなった。 「A+B同時押し」で攻撃避け。その場で全身無敵になるが投げは食らう。『 95』にあった「カウンター攻撃」や投げ技外しは使えない(*2)。 前ダッシュはステップタイプ。空中にいる扱いではあるが、本作では空中用の必殺技や特殊技を一切出せない(これはADVでも使えるバックステップも同様)。 次回作『 98』以降では共通して空中用の必殺技は出せる仕様となっている(空中用の特殊技は作品により可否が分かれる)。 通常ジャンプの他に飛距離が2倍になる大ジャンプが使えるが、中ジャンプは使用不可。 キャラクター + キャラ一覧 * 印は新規参戦、 * は復活キャラ 主人公チーム 草薙京 二階堂紅丸 大門五郎 餓狼伝説チーム テリー・ボガード アンディ・ボガード ジョー・ヒガシ 龍虎の拳チーム リョウ・サカザキ ロバート・ガルシア ユリ・サカザキ 怒チーム レオナ・ハイデルン ラルフ・ジョーンズ クラーク・スティル サイコソルジャーチーム 麻宮アテナ 椎拳崇 鎮元斎 女性格闘家チーム 神楽ちづる 不知火舞 キング キムチーム キム・カッファン チャン・コーハン チョイ・ボンゲ 97スペシャルチーム ブルー・マリー * ビリー・カーン * 山崎竜二 * ニューフェイスチーム 七枷社 * シェルミー * クリス * エディット専用 八神庵 矢吹真吾 * 隠しキャラ 94草薙京 * (*3) 中ボス(隠しキャラ) ツキノヨルオロチノチニクルフイオリ(暴走庵) * ヤミノナカオロチノチニメザメルレオナ(覚醒レオナ) * オロチチーム(隠しキャラ) 乾いた大地の社 * 荒れ狂う稲光のシェルミー * 炎のさだめのクリス * ラスボス オロチ * (一部家庭用のみ使用可能) 9チーム+2キャラ+隠しキャラ6人、35人の使用可能キャラ+ラスボスであるオロチ。 前作からストーリーの都合や、それとは関係なしに藤堂香澄、マチュア、バイス、ボスチームの3人がリストラ。 女性格闘家チームの香澄の抜けた穴には、『 96』で中ボスだった神楽ちづるが入っている。 旧チームメイトの抜けた八神庵は無所属のエディット専用キャラクターとなった。 前述の三誌の人気投票で選ばれた 97スペシャルチームは、ファミ通から山崎竜二、ゲーメストからはブルー・マリー、ネオジオフリークからはビリー・カーンの三名で構成されている。見ての通り、全員『餓狼伝説』シリーズのキャラ。 この時に、過去のKOFで既に何度か背景に登場していた、餓狼シリーズのダック・キングの名も挙がっていたがブルー・マリーに敗北。『2000』にストライカー専用キャラ(準使用キャラ)として登場し、『XI』にてようやく使用キャラに昇格した。 ビリーは『 95』でKOF初登場→前作でリストラと遷移していたため、シリーズ初の復活キャラとなった。 山崎はKOFに参戦するに当たり「オロチ八傑集の一員だが、オロチ復活には興味がない」というオリジナルの設定が付加されたが、これは両作品のファンの両方で賛否両論であった。これは八傑集が一人足りないため、KOFのスタッフが餓狼スタッフに頼み込んで追加されたものだと言われている。そのため、ファミ通の人気投票は出来レースだったのでは?と言われる事もあるが、憶測の域を出ない。 奇しくも、山崎とマリーは2人揃って、『 95』の主人公チームのホームステージ(江坂ネオジオランド)に登場していた。加えて先程記した通り、『 95』はビリーのKOFデビュー作でもあった。 雑誌上で行われた投票対象キャラは基本的に同社SNKのキャラ全員が対象であったが、例外として『サムライスピリッツ』シリーズ(サムスピ)の黒子以外と『キング・オブ・ザ・モンスターズ』シリーズ(KOM)の全キャラは世界観が異なる理由で対象外となっていた。また、前作『 96』に登場していたキャラも全員投票対象外であった(ストーリーの整合性を保つ理由だと思われる)。 完全新キャラはエディット専用の矢吹真吾、ニューフェイスチームの七枷社、シェルミー、クリス。 矢吹真吾は草薙京の押しかけ弟子で、炎こそ出せないが京から(適当に)教えられた草薙流古武術で戦うという、『ストリートファイターZERO』シリーズのさくらとダンを足して2で割ったようなキャラ。ゲーム中の性能は設定相応でかなり低めだが、コミカルかつ真っ直ぐで純粋なキャラ、子安武人氏による三枚目でコミカルな演技から人気を博した。 ニューフェイスチームは庵に個人的な恨みを抱いているバンド三人組という一見格闘技と無縁にも見えるトリオ。しかし、ストーリー中に明かされるその正体は驚きのものだった。 + ニューフェイスチーム正体ネタバレ 彼ら3人の正体は、『 96』で死亡したゲーニッツを含むオロチ四天王の残りの3人である。中ボス・オロチチームとして登場する際は四天王の本性を表し、普段の人当たりの良い様子とは一変した残忍な性格に変貌する。 その他の特徴 本作における必殺技コマンドは、インストカードの表記よりもかなり短い短縮コマンドでの入力が可能となっている。これに伴ってレバー認識も非常に甘く、必殺技が非常に出やすくなっている。 例として、「2141236+P」は「216+P」、「6321463214+P」は「3434+P」で入力できるようになっている。 上記のように大幅にコマンドを短縮する場合、斜め部分を長めに入力しないと失敗する。このことから、恐らく内部的に設定された短縮コマンドだけではなく、斜め方向の入力がその両隣の方向の入力として認められる(*4)仕様が存在すると思われる。 しかし今作ではこのレバー認識の甘さが少々行き過ぎたために…(問題点へ)。 チーム内において、ストーリー上の設定やキャラの性格などに基づいた相性が設定されている。 本作ではこの相性の影響する要素が増えており、従来の「つかみ技・気絶時の援護確率」だけでなく、「ADVANCEDモード選択時、あるキャラがK.O.されたときに次に出てくるキャラに引き継がれるゲージの数」が変化するようになった。 相性のいい組み合わせであればゲージの残りストックがひとつ増え、相性が普通の場合はストックがそのまま、相性が最悪の場合ゲージがゼロになってしまう。例えば嫌われ者である庵や山崎を一番手にした場合、試合の中でどれだけゲージを稼いでいても、ほとんどのキャラがそれを引き継ぐことができず、二番手はパワーゲージがない状態から始まる。 パワーゲージの多寡は戦力に直結する。したがってキャラ相性が非常に重要となり、キャラクターの選択、順番にもこれまで以上の戦略性が生まれた。強キャラだけで固めるのが必ずしもよいとは限らない、という意図であった。 二人目以降のキャラクター選択時にCボタンを押すことで、直前に決定したキャラクターとの相性を確認可能。 挑発の操作がスタートボタンに変更された。 超必殺技発動時に一時停止・画面が暗転する演出が導入された。これにより出したのがすぐバレてしまうため超必殺技を奇襲に使えなくなったというデメリットも生じる事に。 ガードキャンセルで出せる動作は、前作『 96』では前転・後転のみであったが、本作からふっとばし攻撃がガードキャンセルで出せるようになった(一方『95』で猛威を振るったガードキャンセル必殺技の反省か、ガードキャンセルで出した場合ダメージがごく僅かになる)。 空中ふっとばし攻撃が上段判定に変更され、しゃがみガードが可能になった。 カウンターヒット時の吹っ飛びが小さくなり、前作『 96』に比べて追撃が難しくなった。 前作『 96』で削除されていたレバー+ボタンの特殊技が復活。更に本作では通常技キャンセルからも出せるようになり、一部の特殊技は必殺技でキャンセル可能となっている。 気絶耐久値とガード耐久値の仕様がやや特殊で、時間経過で少しずつ回復するのではなく、ある条件下で一定時間が経過すると全快するというものになった。 気絶耐久値は攻撃をガードしたり食らったりせずに2秒(120フレーム)経過で、ガード耐久値は攻撃をガードせずに一定フレーム(キャラによって異なる)経過すると全快する。 この仕様は『 98』まで採用されている。 「特殊エディットチーム」の追加。デフォルトチームの組み合わせだけでなく、特定のメンバーで構成したチームでクリアすると、隠しエンディング流れる。一つのやり込み、隠し要素。 そのうち1つがエディット専用キャラ「矢吹真吾」の固有エンディング。条件は「真吾・京がおり、かつ庵orレオナの通常版がいない(*5)エディットチーム」でクリアすることになる。 いわゆる「三種の神器チーム(草薙京・八神庵・神楽ちづる)」にも固有展開はあり、オロチ編を締めくくるのに相応しいドラマチックな内容が繰り広げられる。 今まで設定資料でしか見れなかった京の彼女「ユキ」もこのエンドで登場し、台詞が聞ける(*6)。 他にも、先程紹介した雑誌投票で選ばれた3人それぞれを主軸にした特殊エディットチームも投票を行った計3誌分存在する(*7)など、探して、見る楽しみがあり面白い。 シリーズで初めて「キャラクター使用率」のランキングが搭載された。対戦での連勝数とCPU戦クリア時の最終スコアそれぞれのランキング同様、非プレイ時のデモ画面で確認できる。 この使用率ランキングは続編『 98』で一旦削除され、その後は『2001』や『 98UM(FE)』『2002UM』といったリメイク作などで復活したりその後また削除されたりと、搭載された作品がまちまちである。 問題点 暴発する必殺技 前作『 96』では必殺技のコマンド入力が厳しかったが、本作における短縮コマンドの導入は「出しやすい」を通り越して「暴発しやすい」。 必殺技の先行入力を受け付ける仕様である上にコマンド受付時間が長めに取られている事も、この傾向に拍車をかけた。 例えば、「41236+P」の簡略コマンドである「16+P」は、「相手の技をしゃがみガードした後、少し前に歩いて通常攻撃で反撃」という入力操作と被る。 メーカーとしては、それまでの技の出しにくさを改善し、プレイヤーの裾野を広げたかったという意図かもしれないが、それなら乱入拒否or使用時のサインありきで必殺技のオートモードを採用するなど、やりようは幾らでもあったはずである(*8)。 またこの仕様の影響を別の意味で受けたキャラにはアンディがおり、コマンド投げの激壁背水掌(41236+P)の簡易入力コマンド(16+P)が斬影拳と被ってしまっている為、激壁背水掌を出す為にはしっかりと41236と入力しないと斬影拳が暴発してしまう。 暴走、崩壊のキャラバランス 即死連続技・永久コンボを持つキャラたちこれらは過去のKOFにも数多く(特に『 95』)存在していたのでこの作品だけの問題点と言うわけではないのだが、なまじオロチ編最終章として盛り上がりを見せていた時期だけあり特に槍玉に挙げられる事となった。 テリー・ボガード 弱パワーチャージ>(しゃがみ弱P空振りキャンセル)>パワーチャージ×∞。 空振りキャンセルで必殺技を出すと、空中の相手に追撃できるフラグが復活してしまうので、このような現象が起きる。 しかも、パワーチャージ自体も発生がそこそこ早く間合いが近ければ小技からも繋がり隙も小さい上に永久を封印したとしてもヒット後に追い打ちは可能いう、明らかに「ローリスクハイリターン」なバランス崩壊技。そして永久ありの場合だと、ローリスクに出せてかつ一度決まってしまえばその時点で勝ちが決まってしまう。ちなみに実際にこのコンボを決めると、途中で相手が気絶しまた繰り返し、という流れになる。 難易度も簡単なうえ実戦的な内容故に、後述する暴走庵などの隠しキャラの隠しコマンドが発見される前から猛威を振るっており、対戦バランス崩壊へと招く結果となった。前作『 96』で最弱候補だったのが嘘のよう。 草薙京 画面端で(空振りキャンセル)強七拾五式改×∞。原理はテリーのものと同じ。 同じ技で永久ができた『 95』とは異なり、こちらは前述のテリーのものより状況が限定されるうえ難易度が高い。 山崎竜二 砂かけ→蛇使いキャンセル×n、が永久。 これも上記のものと同様に難しいうえ操作が忙しい。しかしながら、砂かけ前に立ちB(キャンセル)を挟んだりすると難易度はやや下がる。 他にもキングやジョー東が永久コンボを持っている(前者は高難易度、後者は空中ヒット始動と状況が限定されているが)。 以下は隠しキャラなのだが、アーケード版でも使用でき、その性能は実に壊れたものになっている。これらの隠しキャラを使っての遊戯を禁止するというゲームセンターも見受けられた。 ツキノヨルオロチノチニクルフイオリ(通称:暴走庵) 本作のバランス崩壊の象徴であり本作を語るにおいて欠かせない存在。 スピードがやたら速い上に攻撃力もボス仕様のまま高い。小ジャンプ攻撃(特に強キック)を出しているだけで相手は殆ど何も出来なくなってしまう。 難度は高いが屑風→ダッシュ近強P>キャンセル屑風→ダッシュ近強P……で永久。 暴走版はADVANCEDモードでは特殊技を空振りしてもゲージが溜まるため、バックジャンプ百合折りを繰り返すだけでゲージを溜められる(*9)。 もともとシステム上においても強力(詳しくは後述)なコマンド投げ持ち、元から低くて速いジャンプから繰り出される強力なジャンプ攻撃を始めとした性能の高い通常技群、画面端まで届く飛び道具、無敵技、コンボに簡単に組み込める超必殺技などがある通常の庵の基本性能が高いことに加えての上記の仕様である。 強いて欠点を挙げるなら、ADV限定だが、キャラ相性が多くのキャラと最悪なせいで「殆どのキャラから/に、ゲージを引き継げない/引き継がせることができない」という、殆ど暴走庵1人のみゲージが独立しているも同然なこと、防御力がやや下げられていること(これは後述の覚醒レオナも同様)、あまりにも速すぎて小回りが利かず慣れないうちは相手の攻撃に刺さりまくって前述の防御力が低いことも加わって意外と一瞬で事故死しやすいことが挙げられるが、操作しにくいのは練習次第で克服できるし、ゲージを引き継げなくても有り余るポテンシャルがあるので、結局先程までの壊れ要素が補って有り余りすぎているという結論に。 ……このようにとにかくぶっ飛んだ性能のために彼一人を指して本作を『暴走ゲー』と揶揄するプレイヤーも現れるほど。禁止されていない店舗や環境での対戦では当然ながら暴走庵が大量発生していた。「キョオオオオオオオオオオオ!!!」 ちなみになぜ暴走と呼ばれていたかというと、当時流行っていた新世紀エヴァンゲリオンの初号機の暴走を連想させる要素が多々あったから。ゲーム中でも「血の暴走」と呼ばれている(*10)。 ヤミノナカオロチノチニメザメルレオナ(通称:覚醒レオナ、暴走レオナ) こちらも上述した暴走庵と同様にスピードが速く、攻撃力が高い。 幸いにも?こちらは通常のレオナと同様に溜めキャラなのでシステム上やや不遇で、ジャンプも高くコマンド投げも無敵技もないので守りも弱く、庵ほどの脅威はない。 そしてCPU戦において、中ボスの一人目として乱入してくるのは前述の暴走庵かこの覚醒レオナのどちらか一人になるのだが、CPUとして登場する方でも、この覚醒レオナの方が暴走庵より遥かに簡単に倒せる。もっとも条件が使用キャラ及びチーム編成(*11)に依存している関係上、大抵が暴走庵ルートに行く仕組みになっているので…。 乾いた大地の社(通称:裏社、オロチ社) オロチ四天王の一人として……つまりボス版の七枷社。特大のリターンを持つ移動投げ「くじくだいち」を筆頭にコマンド投げ締めのコンボによる攻めのループ性や優秀な通常技を持ち、守りに使える技が乏しいという弱点も後述のコマンド投げの強さが補ってくれるので隙が無い。 なお、近強Kが(表の社と同様に)グラフィックではローキックの癖に中段という特徴があるが、下段が使いにくいキャラなので知っていればそうそうは決まらない(*12)。 それ以外の強キャラ達 八神庵 すっかり暴走庵の影に隠れてしまっているが、暴走庵での記述の通り元となるこの通常庵の基本性能が高いので、こいつも相当強い。それどころか暴走キャラ禁止ルールにおいては最強。 前作や暴走版との細かい違いはしゃがみBがキャンセル不可、弱鬼焼きが地上の相手に対してダウンを奪えない、特殊技を空振りしてもゲージが溜まらない、百合折りがしっかりとめくり技として機能することが挙げられるが、唯一にして最大の欠点として「暴走庵と共存できない事」ともいわれる。 ジョー東 ハリケーンアッパーの隙が小さく、その割に飛び道具の当たり判定が大きいので近距離の制圧能力が非常に高い。その他空中の相手にヒットすれば永久コンボが狙える黄金のカカト(*13)など、一部の技が極端な特化性能を持つ。 特にハリケーンアッパーが、(反撃手段はあれど)庵や暴走庵がやや苦手とする技であるおかげで、他キャラよりは前述の2人が相手でも多少不利が薄れるために使用率もそれなりに高かった。 チャン・コーハン 鉄球大回転の汎用性が高い(*14)。大回転中ABCD同時押しでの緊急停止を使いこなすと途端に化ける。 後述にあるように簡易入力等でコマンド投げが前作より更に便利になっているため、大破壊投げの出番も増えた。また新超必殺技の鉄球大圧殺も技後の隙が特大ではあるが対空や連続技に使用可能。そんなチャンだが見た目通り喰らい判定が大きい上にジャンプも極端に低いことが災いして、彼限定の永久コンボと低いジャンプ故に対処が苦手なハリケーンアッパーを所持しているジョー相手だとかなり苦戦するという欠点もあり。なまじジョー自身も上述の通りかなりの強キャラなので…。 チョイ・ボンゲ 新たに超必殺技に「鳳凰脚」が加わったことで、今まで課題だった連続技の火力が劇的に改善。それ以外にもめくりジャンプC、および空中突進技「飛翔空裂斬」を駆使したガン逃げもといヒットアンドアウェイが強い。空中でヒットすれば鳳凰脚での追撃があるため大物食いも可。即死連続技も有り。 ブルー・マリー 隙の無い技の数々と豊富な対空、鋭いジャンプを活かした攻めに使いやすいコマンド投げ、連続技にしやすい超必殺技など、飛び道具以外の全てを兼ね備えた万能キャラ。 二階堂紅丸 高く鋭いジャンプと全キャラ中最強のジャンプ攻撃JD、そして空中特殊技のフライングドリル(ジャンプ中2+D)を使った立ち回りが凶悪。コンボもお手軽かつ強力。画面端でなければ反撃を受けない真空片手駒でゲージ稼ぎもでき、それで使う超必殺技・雷光拳の性能も異常。対空もスーパー稲妻キックが無敵時間があり隙が無い。最大の欠点はコマンド投げが(超必含めて)死に技であること。 そのほか、ゲージ回収率が高く技の一つ一つが強い神楽ちづる、超必殺技を絡めたコンボの火力が光る炎のさだめのクリス等、少しやりこんだだけであからさまにわかる強さを持つキャラが多かった。 ちなみに前作で強キャラだった鎮元斎やクラークは、望月酔やスーパーアルゼンチンバックブリーカーといった猛威を振るっていた必殺技の弱体化により中堅クラスに甘んじることに。 それでもクラークはコマンド投げの間合いと威力が抑えられた(そもそも前作がおかしかった)だけで、コマンド投げ自体がまだシステム上かなり強力(後述)で、フランケンシュタイナーに無敵時間が追加されて起き攻めに使えるようになったこともあってまだ十分強いとも言えるが。 逆に弱いキャラはとことん弱い。設定上未熟な矢吹真吾はともかくとしても表のクリス、ビリー・カーン、アンディ・ボガード、不知火舞、ユリ・サカザキ等は強キャラと戦うとまともな勝負は望めない。 特にビリーに至っては以前登場した初登場の『 95』でも弱キャラで後の『 98』でも弱キャラだったせいで、「性能面でシリーズに愛されていないキャラ」などという意見も。原作の『餓狼伝説』シリーズでは逆に強キャラであることが多いのだが…。 凶悪過ぎるコマンド投げ ただでさえ前作で強すぎたコマンド投げが全く弱体化しておらず、非常に凶悪な性能を有したまま。また前述の簡易入力の恩恵により存在自体が卑怯とも言える存在になってしまっている。例を挙げると……。 相手ののけぞりモーションをいつでも投げることができ、後のシリーズのように通常技キャンセルでないと連続技に組み込めないということがない。 そして本作のほとんどのコマンド投げは入力後1フレームで成立するので、間合い内で自分が有利になる技がヒットすればコマンド投げ確定である。 本作のジャンプはすぐに空中判定にならないため、ジャンプし始めを投げられてしまう。 スカりモーションが無く、失敗しても通常技が出るだけなので、リスクはほぼ無い(*15)。 例外もあるが、ダメージが高い傾向にある。 相手に接近して連携や固めを狙いに行っても、中途半端な攻めを行えばコマンド先行入力により、隙が生じた瞬間に問答無用で投げられてしまう。まさに攻防一体の存在である。 また本作はゲームシステム上、大門やチャンのような重量級でコマンド投げ持ちのキャラでも相手に近付く事が非常に容易となっている。 もちろん例外もあり、紅丸は超必殺技を含めコマンド投げを2つ持つが、いずれも投げ間合いが狭くダメージも低いため「投げ外しをされないこと以外に利点が無い」とまで評されている。山崎は超必殺投げのドリルのダメージこそ高いが、投げ間合いが狭く爆弾パチキの方はダメージも通常投げとさほど変わらない。 さすがにまずいと思ったのか、『 98』以降では投げスカリモーションが作られる、ジャンプ開始も投げられなくなるなど理不尽な部分が解消された。 バグの多さ 本作はシリーズの中でも処理落ちが発生しやすい。特に炎系のエフェクトが発生する技使用時や、ヒット時に相手が燃える技をヒットさせた時が顕著。 一例を挙げると、裏クリスで強・たいようをいるほのおが相手にヒットしている時に、強・つきをつむほのおを連続ヒットさせると重い負荷がかかって処理落ちしてしまい、更に相手キャラや背景の容量の大きさによってたまに「Task Over!」にまでなり、ゲームが止まってしまう。強・たいようをいるほのおが地上ヒットすることが対戦でまず起こりにくいのが救い。 同様のエラーは草薙京のMAX大蛇薙(待機モーションの多段ヒット+〆モーションのヒット)でも起こる事がある。 同じく京で、画面端で荒咬み空中ヒット×数回から鬼焼きなどの組合せでも起きる可能性がある。かなりイレギュラーなケースなので対戦で発生する事は考え難い。 傾向として、どうやら延焼被弾エフェクトが発生する技を2種以上連続で当てると状況次第では高負荷になりTask Over!が発生すると思われる。 同様の症状はほぼ同時期(約半年後)発売の同社かつ同じネオジオのアクションシューティング、『メタルスラッグ2』でも見られた。 覚醒レオナのアイスラッシャーは攻撃を受けても消滅しない(通常レオナは攻撃されると消える)。 これはNCD以降修正されている。 チャンのコマンド投げである大破壊投げが「レバー操作+A or Cボタン」と紹介されているにもかかわらず、Aボタン入力では出せない(*16)。 前作ではCボタン入力受付のみだったのものが修正されずに継続・設定されてしまっていると思われる。 相手側と協力が必要になるが、ビリーで超火炎旋風棍を出した直後に各種投げ技を決めると、ビリーの周りに火炎が付いたまま自由に動けるようになる。相手がラスボスのオロチの時に至っては、「相手を引き込んで魂を引き抜く」(*17)技で引き込まれる最中に超火炎旋風棍を出すだけで発生、つまり1人で起こすことが簡単にできてしまう。 浮遊バグもあるがあまり実用的ではない。 演出面の変化 BGMのほとんどが環境音になった。基本的に固有BGMが流れるのはボス戦を含む一部キャラのみであり、前作までのようにチーム単位のBGMが用意されているのはニューフェイスチーム(社、シェルミー、クリス)とその裏となるオロチ四天王チームのみ。 固有BGM(個人曲)が設定されているのは京、テリー、アテナ、山崎、マリー、ビリー、庵、真吾、各ボスキャラ。 一例として餓狼チームの3人で組み、アンディ、テリー、ジョーの順で試合をやるとする。するとアンディが戦っている時は環境音、テリー登場と同時にBGMが流れ始め、テリーが倒れてジョーが現れるとBGMが止まる。 ちなみに、『餓狼』出身のキャラクターのBGMは直前に稼働した『リアルバウト餓狼伝説スペシャル』からほぼそのまま流用。そのため「どうせ流用するなら他のキャラクターにも固有BGMを付けられたのでは」という不満が出た。 これは「TV番組の生中継のような演出」を再現したもの、と制作陣が発言している。 この路線は同社だと後の『幕末浪漫 月華の剣士』や『武力 〜BURIKI ONE〜』にもある程度受け継がれているが、前者は作品全体の雰囲気が暗く落ち着いたものであるため、後者はリアル志向のゲームであり現実の格闘大会を再現する演出の一環として作られていたため、雰囲気づくりの一環として好評だった。それに対し色々な意味で「お祭り」であり、BGMの評価も高い本シリーズでは受け入れ難い仕様であった。 ケチャ(*18)が聞こえてくるバリ島ステージなどは環境音がステージ演出として機能していると言えるのだが、ステージによってはほぼ無音だったりと地味な印象が拭えない。 流石にBGMの無さは制作側に意見が行き届いていたのか、後述の『R-1』では完全新曲こそないものの全キャラクターに固有BGMが割り当てられる事になった。 また、前作までのようなチームごとの固有ステージという概念もなくなっている(ボスのみ例外(*19))。 この方向性についてはボスなどの一部を除いて以降の作品にも引き継がれた(*20)。誤解のないように付け加えると、グラフィックのクオリティ自体は充分維持されており、またチーム構成に合わせるとどうしても舞台になる国のバリエーションが限られる中で、インドネシア(バリ島)やモナコなど様々な国をステージとして使えるようになったというメリットもある。 勝利時にキャラのメッセージがない。 このため、本作の演出はストーリーデモ以外非常に簡素で物足りない物になっている。 勝利時や中間デモ等のデモ画面のキャラの一枚絵のクオリティが前作と比べて劣化している。 全体的に肩幅がやたら広い。特に神楽ちづるの勝利デモの肩パッド云々では済まない広さの肩幅はよくネタにされる。 試合中の体力バー横の顔グラフィックも特徴を掴みきれておらず、全体的にのっぺりしている。特にキングやユリなど。 評価点 確かに必殺技は暴発しやすいが、それ故に超必殺技は非常に出しやすくなっている。コンボや、見てから反応等でもハードルはかなり低め。 オープニングや中間デモ、EDの出来はKOFオロチ編最終章ということで出来が良い。 デモ絵は前述の通り劣化している部分もあるが、雰囲気自体はよくできている。 CPU戦の難易度が今作は比較的易しめに設定されている。 中ボスは確かに強いがパターンにはめられれば簡単に攻略でき、ラスボスのオロチは設定上も性能も最強なのだが、CPUの反応が鈍いという一点だけで歴代最弱ボス候補に。 開発スタッフも「ストーリーを見てもらいたいため意図的に弱くした」とコメントしている。 オロチの性能自体は「回避困難で発生の早い飛び道具」や「画面全体を攻撃する超必殺技」など高性能なものが揃い、人が扱うと飛び道具を出すだけで脱出困難な固めが成立するなどとんでもないことになるのだが、本作のCPUはそれを活かしきることはない。 オーソドックスでありながらパワーMAXシステムを上手く継承したADVANCEDシステムの導入により、システムの基礎が完成したと言っても過言ではない。 特定メンバーを使うと見られるED。 以後のシリーズでも特定メンバーでクリアすると特殊な一枚絵が見られる場合があるが、しっかりとストーリーのあるEDが隠されているのは本作のみ。 オロチ編最終章らしく、主人公・日本チームで勝ち抜きラスボスを京で倒すと、庵が乱入してくる隠しボス戦ルートが見られる。もちろんボーナスステージとして実際に戦え、勝つか負けるかでまた微妙にEDが変わるという凝りよう。 特定キャラ間のイントロ掛け合いの増量。「らしい」掛け合いが多く、特殊演出の組み合わせを探すのが地味に楽しい。 総評 お祭りゲームから出発して独自の立ち位置を築き上げるまでに至ったKOFシリーズ最初の総決算的な作品。 旧作経験者向けに2種のシステムから好きな方式を選べる配慮があり、また数多い参戦キャラクターそれぞれに対して設定・ストーリー面が補強された。 しかし格闘ゲームとしての本作のバランス調整は「毎度おなじみ」の域を超えて極端、そして杜撰。しかもプレイヤーの意に反して技が暴発しやすいという、文字通り不安定な仕上がりとなってしまった。 シリーズがキャラゲーとして愛されてきた側面からも、BGMや勝利コメントなどの細かい要素が大幅に縮小されている事への物足りなさは否めない。 オロチ編最終章としてのストーリーは大いに盛り上がっただけに、悔やまれる部分もまた多い作品である。 家庭用移植 ネオジオ:1997年9月25日/32,000円 MVSと同等。PS2の『KOF オロチ編』の他、PSPの『ザ・キングオブファイターズポータブル 94~ 98 チャプターオブオロチ』にも収録されている。この他にもバーチャルコンソールでも配信中。 ネオジオCD:1997年10月30日/6,800円 やはりNEOGEO-CD恒例のラウンド間のロードがネックとなっている。 BGMはアレンジ音源になっているが、山崎のテーマがリアルバウト餓狼伝説スペシャル側でアレンジが行われなかった事による影響なのか、CD版RBSP同様『3』の頃のテーマが使用されている。後述の他機種への移植版でも同様の仕様にされており、RBSPの山崎のテーマは不遇と言わざるを得ないだろう。 セガサターン 前作同様汎用拡張RAM専用。『 96』と同様に1MB拡張RAMとの同梱版も発売された(*21)。良移植だが過去のSS版『 95』や『 96』と比べてロードが長くボイスのトーンが高くなっている。また本作はSS最後のKOF、且つSNK最後のSSソフト(新規発売として)である。 ラスボスのオロチはプラクティスモード限定で使用可能。 プレイステーション 前々作同様劣化部分が目立つ移植となっているが、ラスボスのオロチがプレイヤー対戦で使用可能で、AC版では設定されていないしゃがみモーションとそこからの通常技も追加された(*22)。 しかも 94京以外の隠しキャラ使用コマンドがシンプルになった。 ちなみにPS版は現在アーカイブスで配信中だが、上述の『チャプターオブオロチ』やPS 2アーカイブスの『KOFオロチ編』でネオジオROM版がプレーできるので対戦でオロチが使える事とプラクティスモードくらいしか存在意義は無い。 また、かつてはネオジオステーションでネオジオ版が配信される可能性があったが、サービスが終了してしまった。 PS4/PSV/PC(Steam) 2018年4月4日より『THE KING OF FIGHTERS 97 GLOBAL MATCH』のタイトルでダウンロード専用としてPS4、PSV、PC(Steam)の三機種にて発売。開発はカナダのCode Mysticsが担当。 『 98UM』や『2002UM』のようにタイトルに新たな副題が付けられているが、ゲームバランスや演出面など特に手はつけられていない。 隠しキャラは使用コマンド無しで最初から選択可能となっているが、ラスボスのオロチは使用不可。 オンライン対戦機能やギャラリーモード、ゲームメニューでのBGM設定機能が搭載されており、PS4とPSVでは二機種によるクロスプレイに対応している。 ネオジオ版ベースの移植ではあるがプラクティスモードがなかったり、タイムカウントの減りが少々早い、日本語版限定のゲーム雑誌コラボチームEDがギャラリーに追加されない(言語設定が日本語であれば見ること自体は可能)、など細かい問題点が散見されている。また、CPU戦で特定のチームが出てこないバグも見られたがこちらはアップデートで解消された。 またネオジオポケットで本作をベースとした『ザ・キング・オブ・ファイターズR-1』(モノクロ専用)がローンチタイトルとして発売された。 本作は携帯機での発売故にキャラが削減されているものの、デモ画面やBGM等原作再現度の高い移植で、ネオポケ移植に伴い全キャラに固有BGMが搭載されているファンサービスもあるが、反面モノクロ専用故に同キャラ対戦時のプレイヤーキャラの見分けが付きにくくなっている難点がある。 この他にも本作のストーリーを基にしたADV『ザ・キング・オブ・ファイターズ京』がプレイステーションで発売されている。 厳密に言うと講談社から刊行されていた覇王マガジン(97年に休刊後はコミックボンボン)にて連載されていた同名漫画を基にした作品だが、戦闘画面で本作及び『 96』のキャラがそのまま使用されている関係でアレンジ移植に分類されているとも言える。また、こちらでも全キャラに固有BGMが搭載されている。 余談 いろいろと難のある作品ではあったが、当時は格ゲーブーム真っ盛りだったため、人気は出ていた。ストーリーのない作品を除いては「オロチ編までがKOF」という古参プレイヤーも少なからずいる。 ちなみに中国だとこの作品が一番人気であり、100万人以上のゲーマーから親しまれている作品であり、非キャンセルでの超必殺技やバグ利用を自粛(禁止?)する傾向のプレイスタイルが見られる。 小さな子供から老人まで共通して遊べ、山奥の閑散とした村でさえもプレイされており、「女の子と遊ぶ」か「KOF97で遊ぶ」の2択になるほどに、その浸透率は他の格ゲーと比べても圧倒的である。インターネット上で配信された本作の大会の視聴者はなんと50万人(参考までに、格ゲー世界大会のEVOでも15万人程度が最高と言われている)に達しているなど、中華人民共和国では国技と呼べるレベルにまで達している。 流行の背景として、日本の格ゲーバブルがはじけて基板が多く出回った事、後続作のKOF98などに比べてゲームバランスが悪い分実力差を埋めやすい事などがあるそうな。 それが理由なのかは不明だが2019年になって何故か海外ではPS4とVITAに単独でパッケージ販売される事が決定している。PS2やPSPでは他のKOFシリーズとカップリング移植されているにもかかわらず……である。 翌年の『KOF 98』は本作までの反省から、システムは殆ど完成されていた本作をベースにしつつ更にテコ入れ、そしてキャラバランスを盤石なものに仕上げ、シリーズ屈指の名作になった。 オロチ四天王の通り名は、全てアニメソングが由来になっている(乾いた大地の社→『戦闘メカザブングル』ED、炎のさだめのクリス→『装甲騎兵ボトムズ』OP等)。 講談社から刊行されていたゲーム雑誌『覇王マガジン』で、本作のコミカライズが連載された。しかし同誌休刊後、同じ講談社の雑誌『コミックボンボン』に「漫画内でゲーム設定とは異なる描写がありましたことをお詫びします」という一文が掲載された。 具体的に何がどう違ったのかは触れられていなかった。かの『ボンボン餓狼』や『ゴッセージ龍虎』ですらそのようなお詫びは載った事は無かったのだが。一体何がどうまずかったのだろうか? KADOKAWA・ドラゴンノベルスから発売された小説『THE KING OF FANTASY 八神庵の異世界無双 月を見るたび思い出せ!』は、本作の三神器チームEDで起こった出来事により八神庵が異世界に転移してしまった…という内容。 現在はコミックウォーカー・ニコニコ静画でコミカライズ版が連載されている。